原生林の残る聖なる島
雄島は「神の島」とも呼ばれています

約1300万年前に形成された雄島は、安山岩からなる一周約2kmの無人島で、美しい海岸線が特徴です。
この雄島や近くの海岸線は東尋坊も含めて、国の名勝天然記念物に指定されていて、越前加賀海岸国定公園の一部でもあります。

雄島の大湊神社

雄島にある大湊神社への信仰はだいたい西暦650年まで遡り(今から約1370年前)、伝説によれば雄島の神様が弓と矢で島や村を守ったとされています。
この伝説を知った文武天皇は701年に勅使を当地に派遣し、社領を御寄進を賜わりました。
それ以来、当社を弓矢の神様とあがめ、参拝祈願の人々は神前に矢を奉納されることとなったそうです。(しかし現在、矢の奉納は行われていません。)

現在の大湊神社

約450年前、織田信長により大湊神社の建物は焼失しました。
しかし、江戸時代1621年(約400年前)に神社は再建され、それが現在の雄島にある大湊神社の建物です。
それ故、大湊神社の本殿と拝殿は、福井県の重要文化財として指定されています。